精神科デイケア(大規模)、精神科作業療法、精神科訪問看護
精神科外来では、精神障害者で勤労意欲のあるものに対し、就労の支援と社会復帰を目的として、精神科デイケアを有し、看護師・作業療法士・ 精神保健福祉士・臨床心理士が社会性を身につけ、集団生活が送れるようなプログラムを実施しています。また、管理栄養士による料理教室を開き、偏った食事にならないように メニュー作成から調理まで行っており、なおかつ、就労支援のためのパソコン教室なども開催しています。■精神科デイケアにおける社会復帰の割合は、以下の通りです。
1.デイケアを終了した患者数
2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
利用実人数 | 96名 | 97名 | 94名 |
就労 | 0名 (0.0%) | 0名 (0.0%) | 3名 (3.2%) |
就労支援事業所 | 3名 (3.1%) | 3名 (3.1%) | 1名 (1.1%) |
自宅療養 | 3名 (3.1%) | 2名 (2.1%) | 2名 (2.1%) |
合計 | 6名 (6.3%) | 5名 (5.2%) | 6名 (6.4%) |
2.デイケアを利用しながら社会活動の参加にステップアップした患者
2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
利用人数 | 78名 | 82名 | 78名 |
就労 | 3名 (3.8%) | 6名 (7.3%) | 9名 (11.5%) |
就労移行支援事業所 | 2名 (2.6%) | 1名 (1.2%) | 0名 (0.0%) |
就労継続支援事業所 | 7名(9.0%) | 8名 (9.7%) | 9名 (11.5%) |
合計 | 12名 (15.4%) | 15名 (18.2%) | 18名 (23.0%) |
一方、入院患者に対しても精神科作業療法で、精神科デイケアと同様なプログラムを実施しています。さらに、社会で自活している精神障害者を孤立させないため、また、社会復帰支援と 医療支援をするため、看護師・精神保健福祉士・作業療法士が自宅を訪問し、精神科訪問看護を行っています。
■作業療法を行い退院し在宅や社会復帰施設など地域社会に復帰できた患者数(転院を除く)
2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
年間利用延患者数 | 2,674名 | 2,544名 | 2,634名 |
復帰退院患者数 | 31名 | 31名 | 25名 |
割合 | 1.1% | 1.2% | 0.9% |
■精神科訪問看護実績 2024年度訪問件数 2,042件